こんにちは!30代主婦のみーぽんです!
乳がん(ステージⅡB、ホルモン受容体陽性、ルミナルBタイプ)と診断されて半年以上が経って思うことを今日は書きたいと思います!
(私はいま、抗がん剤治療→全摘手術→抗がん剤治療をしているところで、まだ放射線治療とホルモン治療(10年)が残っています。)
慣れない痛み
治療にも慣れてきて、自分が乳がん患者であることにも慣れてきたところではあるけれど、どうしても慣れないことがあります。
それは、心の痛み。
治療が終わっても、再発するかもしれない不安は一生続くわけで、私の場合は左胸と左脇リンパを全摘手術したのだけれど、左手が腫れないように(注射・採決・血圧測定・重い荷物はNG)一生気にしていかないといけない。
そして、最近強く思うのは、心の痛みにステージなんて関係ないってこと。
初期だろうが末期だろうが、体の中に癌細胞があるのは変わらないし、何かしらの治療をしないといけない。
「早く見つかってよかったね」「他の癌よりも生存率は高いし大丈夫」「家族もなったけど今は元気にしてるから大丈夫」
周りの方たちは励まそうと声をかけてくれる。本当に有難い。
でもそんな言葉を真正面から素直に受け止められない自分がいる。
そして、そんな自分を嫌になる。
私が治療を始めた頃、治療が無い難病を抱えている方と出会った。同世代の友人は子供を病気で亡くした。知らないだけで、道ですれ違う人たちにも重い悩みごとや苦しみがあるのだろう。
そんな人たちと比べたら、私にはできる治療があるし、家族も元気で私を支えてくれている。
周りからは後ろ向きになる理由なんて見当たらないかもしれない。
でも、でも、でも…
なぜだかわからないけれど、
やっぱり理不尽さがつきまとうんだわぁ…
自分なりに一生懸命にやってきて、なんでこんな仕打ちを受けないといけないのかな…って。
いまこうなったことに意味があると思うようにしているけれど、心のどこかでは、無理やり言い聞かせているように思う。
納得して決めた治療ではあるけれど、左胸が全部無くなって、子どもが産めない体になって、女性としての役目が無くなってしまったような虚無感もわいてくる。
今の抗がん剤は、吐き気が強くてずっと気持ち悪いのだけれど、しんどいときって勝手に涙が出てきたりする。治療が終われば解放されるって頭ではわかっているけど、体はSOS出してるねん。自分でも驚いたことに、もう死にたい…って思ってしまってた。生きるために治療してるのに!
そんなん、支えてくれてる家族に口が裂けても言えない。高額療養費制度があるとはいえ、病気になってなかったらこんな経済的な不安はなかったし、主人も子どもたちも欲しいものをや旅行に行くのを我慢してくれてる。だから余計に目を合わせないように、こみ上げる涙をこらえて、治療に前向きになってる姿を振舞ってる。なんかそんな自分も嫌になってくる。
ナースさんには伝えることができたから少し気持ちを吐き出せて、背中に手を触れられただけでブワァーと涙が込み上げてきてしまった。そのときに心療内科の受診も選択肢に入れてみては?と言ってもらって、そんなこと考えたこともなかったから、このドロドロした黒い気持ちが膨れ上がるようだったら、受診してみようかとも思う。
主治医からは、治療が終わったら何したい?ってきかれたけれど、即答できなかった…
か、か、家族で旅行とか…かな…
解決策は…まだ無い(笑)
でもね、でもね。
こういう精神的にしんどいときって、孤独にはなったらあかんのかな…って思う。
やっぱり誰かと話すとちょっと体温上がって、元気になるねん。気が紛れると痛みやしんどさを少しでも忘れるねん。
それから、緑に触れるのもいいのかも、と感じているところ。
乳がんになってから、自分の食べる物を考えるようになって家庭菜園を始めたり、部屋にも観葉植物を置くようにしたのだけど、葉っぱや野菜をボーっと眺めてるだけでちょっと落ち着くようになるねん。
新芽が出てきてるのを見るとね、自分の体の中の細胞も新しく生まれてきてくれてるんかも…って少しは思えるねん。
あとね、自分の気持ちを紙に書きだしてみるのもいいかも、と思っているところ。
同じように苦しんでいる人がいたら、あなただけじゃないですよ、って言ってあげたい。
前向きな日もあれば、めちゃくちゃ後ろ向きな日もあって、乳がんは私に何かを伝えたくて生まれてきたのか⁉って思う日もあって、答えは当分見つからなさそうだけど、いつか見つかればいいな。
それでは、ぽんぽんぽん☆