セカンドオピニオン②がん診療連携拠点病院編

こんにちは!乳がん(ステージⅡB)治療中のみーぽんです!

私は2ヶ所の病院にセカンドオピニオンに行きました。一つは自由診療をしている個人クリニック(前の記事に書いてます☆)、もうひとつは隣町の大きめの病院です。この病院はがん診療連携病院に指定されていて、乳腺科の先生もこのエリアではとても有名な方でした。今回は、ここで受けたセカンドオピニオンについて書きますね。

病院や先生個人の考え方、方針がありますので、へぇ~ほぉ~ふぅ~んという軽い感じで読んでもらえたらとおもいます☆

来なきゃよかった…??

普段、あまりマイナスなことを言わない私ですがぁ~

正直、私のメンタルがボロボロになった1時間でした…30分で帰っていいなら帰りたかった‼‼‼

なぜ帰らなかったかというと、ここのセカンドオピニオンは、1時間1万円と決まっていたからです!(笑)そのあと延長したい患者さんは追加料金を払うことになるそうです。

っと、印象悪いスタートですみません…この時の私は化学療法(抗がん剤)が始まっていて、ある程度精神的にも落ち着いた(っと、自分ではそう思っていただけだったのですが)状態だったので、新しい情報もそんなに得られないだろうし、ここの先生もとても優しい先生だと聞いていたので、完全に無防備な状態で受けに行きました。

そもそも、私自身にはききたいこともあまりなく、どちらかというと親族がとても心配していて、この先生に会いに行ってほしい!ということで、周りを安心させるために行くことに

治療も確定して始まっているし、一人で行きました。(←これが最大のミス!!

初めての病院は、勝手もわからず居心地が悪いものですが、とてもきれいな病院で設備も整っていたのでキョロキョロしながら探検する感じで名前が呼ばれるのを待っていました。

「みーぽんさーん、どうぞ。」呼ばれたので、診察室へ。

「よろしくお願い…」カチカチカチカチカチカチ…

音のする方に目を向けるとですねー、その優しくてよく診てくださると評判の先生がペンの先を出したり入れたりしている音で、足を組んで座っているではありませんか。そして、いかにも不機嫌そうなオーラ!!!

おやおやおやぁ?思ってたんと違うでぇ…って危うく声が出そうになりました。

そこから私はプチパニックになってしまって、シドロモドロ星人ですよ。そのしどろもどろが先生を余計にイラつかせているのでは!?と思うと、よりしどろもどろに拍車がかかって、もうね、シドロモドロ怪獣ですよ!ガオー!

それでもなんとか、現状を説明して、今の治療方針で大丈夫かきいてみました。

私は、1クール目の抗がん剤の副作用が大きく出てしまったので、2クール目からは薬剤の量を減らしてもらっていました。そのことについて、どうやら納得がいかなかったようで、

「再発リスクをさげるためには、うちの病院ではもっと効果のあるやり方でやっていますけどね。」

と言い放たれてしまい、ただただ茫然とするばかり…

えーと、私は何ゆえここに居て、何しに来たのかぇ???

シドロモドロ怪獣は、ビニールでできていて中身は空気だったので、穴がたくさん開き始めて穴からシューシュー空気が抜けてペシャンコになってしまいましたとさ!

でもね、でもね、まだ時間はたっぷりあったので、頑張ってきくことを絞り出しましたよ!(笑)

それでも得るものはあった!

私が受けている化学療法はTC療法というものでしたが、そのほかにddACやddECという聞いたことが無かった治療方法があるということ。手術に関しては全摘出に代わりはないが納得できる理由をきけたこと。私は左乳房に悪性腫瘍があるのですが、右乳房にある良性のものも最終的にきちんと針生検してもらった方が良いということ。そして、データ的にはステージⅢ寄りのステージⅡBである、ということ(これは得るものかどうか…)など。

データや画像から、私の乳がんに対して、伝えられることは伝えます!というスタンスだったので、自分の「癌細胞に対して」の情報を得ることができました。

最後にバッサリ切られた!

最初の方に、私が自由診療の治療(高濃度ビタミンCの点滴)もしていますと伝えたところ、ここでは標準治療の話しかできません、と言われたのでそれから一切自由診療で行う治療については話題にしませんでした。

ところが!!!

なんとか気持ちも立て直してこれて、気丈にふるまうことも慣れてきた最後に、先生から

「あなたのやっている自由診療の治療は、意味がありません。それなら、〇〇さん(癌封じの神社の名前)にお参りに行った方が効果がある。」と急に言われて、呆気にとられてしまいました。返す言葉もなく、ただただ茫然として長かった1時間が終了ー!

最後の最後で私が自分の体を守るためにしている治療を全否定されてしまい、抜け殻のようになって帰りました。

(私が高濃度ビタミンC点滴をしている理由は、また別の機会に書きますね。)

よく考えたら…

あまりにもショッキングな時間でもあったので、家に帰っても茫然としていて、気づいたら泣いていました。

最終的には、何で泣いているのかもわからないけれど、声を出して泣いていました。(主人には、いつまで泣いてるん?何で泣いてるん?と呆れられるくらいに…)

そして、泣いた後に、いろんなことに気づきました!!!

今日お会いした先生から、「免疫力」という言葉が1回も出てこなかったということ。

自分が選択した自由診療治療を全否定されたことに、言い返せなかったのが悔しいということ。

シドロモドロ星人やらシドロモドロ怪獣になったということは、そもそも、精神的には落ち着いていなかったということ。

癌だとわかってからや、治療を始めて何かしらの副作用がある中での精神状態は、やはり普通ではない!なので、大切な話を聞く機会には、第三者の存在がとても大きいと思います。そばに誰かが居ててくれたら、自分が落ち込んでいても、その人に話を進めてもらえるし、大切なことを聞き流してしまうこともないです。

そしてそしてそして、気づいてしまったのです!

私、「付いてきてほしい」が言えなかったということを。主人は休みで家に居ましたが、セカンドオピニオンの時間が子供が帰ってくる時間と重なってしまったので、主人は家で待っている選択をしました。

実家に頼んで子守りをしてもらうことだってできたのに、この期に及んで、不安を隠して平然としていた自分に気づいて、こんな私だから私の元に癌細胞が寄ってきたんぢゃ?って思ったり。。。

最後に、主治医の先生の方が、癌細胞だけではなく私全体をちゃんと診てくださっている、気になったことも聞きやすい!ということがわかって、それだけでも今回行った価値はあった!と思いました。

ということで、あまり先生にはイメージを持たずに会いに行きましょう!という回でした!(←そうやったかな⁉笑)

それでは、また!ぽんぽんぽん!

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